後輩を持つって事。

ある程度の経験を重ねてくると、後輩というものが自動的に付いてきます。

独立してオーナーになってスタッフを雇えば、部下ができます。

美容師じゃなくても、色んな職場、ビジネスで同じでしょうが。

職人の世界での違いがあって、

いつも思うのですが、

後輩ができた時点で、その子が将来1人前になって、独立して、1人で飯を食っていけるように、真剣に育てなくてはいけないって事。

「この下働きの仕事をやらせておけば、自分が楽だし、面倒な仕事が省けるから」なんて安易に使い捨てカイロのようにポイしちゃダメなんです。

「こいつ、売上あげてくれて、売り上げに貢献してくれるから、辞められないように上手く使っておけ」とか。

間違いです。

その子が独立して、事業を展開して、人並み以上の生活ができるように…って将来を見越して、一個一個教育していかないと。

カットを教えるのも、シャンプーを教えるのも、集客方法も、納税に付いても(笑)、独り立ちできるように。

いつまでも古い技術しか知らないと、それを教わった子は10年後、20年後に、何十年も前の技術を、まだ使ってる事になる…と思うから、僕は常に新しい事、正しい事を今でも勉強して、後輩に教えれるようにしているつもり。

それが、お客様にも正しい良質の技術を提供できる事に繋がる。

手職の世界に入った以上、後輩の人生は僕らの手の平の中にあると言っても過言じゃない。

人1人の人生が左右される。

その責任の大きさを深く考えなくてはいけない。

☆ ☆ ☆

2016年2月より偶数月は日本・東京恵比寿の美容室にて、3月から奇数月はオーストラリア・ブリスベンにて美容師をします。
※札幌は偶数月の1週目に、実家の「ヘアーショップたなか」にて完全予約制にてお仕事します。

がんばれ!ブリスベン美容師!

今年も4日間だけブリスベンに行って来ました!

二日間だけ予約を受付たところ、あっと言う間に完売になりました。

有り難いですm(__)m

ご縁があって、新規のお客様も数名きて頂きました。さすがネットの時代!本当に有り難いです。

来て頂いたお客様。前回のカットは、もちろん僕じゃありません。

現在の髪の問題点をカウンセリングしましたが、殆どは、前回、前々回と日本人の美容師さんにやってもらっているんです。

しかし、そのカットの酷いこと。。。これじゃ手入れが楽なわけないし、基本が全くなってない。

もうビックリです!

悪口とかではなくて(嫌味がいっぱいって苦情が来ることあるのですが(汗;)まったく嫌味じゃなく、悪口でもなく、先輩からの助言だと思って読んで欲しいんです。

 

ワーホリの美容師さん。
ブリスベンに住んでいる日本人の方たちは、「ワーホリ美容師は酷い」って認識しているみたいです。今まで、散々裏切られてきたというのです。そんなの聞いて、悔しくないですか?プライドあるなら頑張って勉強しなくちゃ。

大体が28才〜29才だと、東京の表参道や銀座だったら、カットデビューして2〜3年くらいだと思います(速い人は5年位のカット経験があるかもです)。僕の経験からすれば、カットの経験が10年過ぎたくらいで「そっか!カットってこういう事だったんだ!教本に書いてた意味って、こういう事だったのか〜!」って気付くのが、10年だと思います。15年経過すると、どんな髪質でも髪型でも対応できる技術が身につくと思います。ただし、勉強し続けた方のみが気付くようになるのですが。。。

だから、カットの経験が浅いうちは、レパートリーも少ない、お客さんの説明している意味も分からない、時間もかかってしまうし、焦ってくる。

だから、もっと探究心を持って、日々研究して、お客さんが悲しまないように、毎日毎日研究していかないと美容師失格だと思う。

(ワーキング)ホリデーに来ているついでに、お金が必要だし、手っ取り早く美容師で…なんて軽い気持ちでお客さんをやっていると、日本に帰ってから苦労するし、いつかシッペ返しが来る。お客さんはみんな、下手なカットで注文と違った仕上がりに毎日気分が下がりながら生活している。

技術が追いつかなくても、お客さんの笑顔のために、真剣に一生懸命考えてカットしているか。心を込めて愛情いっぱいで髪に触れているか。。。お客さんが帰ってからも反省材料探して次に繋げようと考えているか。そこが上達のヒントだと思う。

 

若いワーホリ美容師だけじゃない。

 

ベテラン美容師もだ!もう勉強しなくていい、自分はこの技術で今まで仕事してきたんだし…なんて思ってはいないだろうか。

何もしないで、技術は現状維持なんてできない。毎日1%づつの向上があって、365日後に大きな差がでる。それで「変わらない技術を保持できる」。何もしないと下降線を辿るだけ、流行は止まらないし、人間の記憶なんてどんどん薄れて行くものだから。日本は特にカラーやパーマなんて恐ろしいくらい進歩している。薬剤も毛髪科学も勉強し続けなくては遅れを取る。下降線を辿る。

名言で「変わらない事は、変わることだ」とある。この深い意味が理解できるだろうか。

お客様は、ベテランだからって信じて来てくれる。でも海外生活にどっぷりハマって、自分の技術の衰えにも気づかず、ただお金が入ってくるからって美容師をやってはいないだろうか。そんなお客様への裏切り好意はダメだと思う。

ワーホリ美容師も信じて貰えず、ベテラン美容師もガッカリさせられ、いったいお客さんはどこへ行けばいいのか。。。

あなた達にカットしてもらったお客様達は、その髪型で毎日毎日鏡を見る。その度に気分が下がる、何ヶ月も気分が下がる。美容師って人々の気分を下げるのが仕事じゃないはずだ。

明日来るお客様のために、練習し、勉強し、貴方に切ってもらって良かったって日々明るく元気に過ごしてもらうために存在しているのだから。

今回も前回も、ブリスベンに戻ってくる度に、酷いカットを見る。これで50ドルや60ドルはふざけている。

もちろん、一生懸命努力しているベテラン美容師さんもいる。志を持って海外に来ているワーホリ美容師さんもいる。

ただ、残念なことに、僕の前に現れる日本人のお客様は困っている。

頑張ろう!日本人美容師さん!!!

※苦情は大歓迎ですが、匿名はご遠慮下さい。きちんと実名で議論できる方からのみ反論を受け付けます。
本当に、「お前、いい気になるな!」とか、「嫌味だらけだ」とか、自分の名前を名乗らないで、問合せフォームから来るので(汗;