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女性のための情報メディア macaron

女性のための情報メディアで、美容師も紹介しているmacaronというポータルサイトがあります。

そこに、美容師Yasuを紹介して頂きました😊

掴みどころのない、ハチャメチャな美容師を、よくもまぁ上手にまとめたなと関心する次第でございます(笑)

オーストラリアと日本を年間6往復する凄腕美容師Yasuさんとは♡? (運営:美容院・ネイルのサロンリスト)

どうぞ、ご覧ください!!

記憶より記録

過去に色々なアシスタントを見てきて思うのだけど、きっちりメモを取る人、うんうん頷いてメモを取らない人。

小さな事かもしれないけれど、一年後には大きな差が出て、5年経ったら凄い差ができる。

毎日のように練習して、さっぱり成長しない人もいれば、短期間で覚えてしまう人もいる。

色々な要素があるかもしれないけれど、その中の一つにメモを取る習慣がある。

そして、メモを取るだけではない、それを何回も読み返すか、メモを書くだけ書いて放置&紛失してしまうか。

スタイリストになって、このメモを取り、読み返すという習慣が役に立つ。逆言えば、これができないスタイリストはお客さんの固定率が悪くなると思う。

現在、僕の顧客メモは全てEVERNOTEに付けている。とても便利なクラウド型のデーターベースアプリだと思う。
(しかし、講習会やセミナーに参加した時は、ノートに書き取っている。後から読み返しても衝撃的に役に立つ内容が書かれてる。)

お客様の名前、来店日、施術内容、注意点、反省点、次回の改善点など記入し、雑談の内容も時にはメモる。

そして、そのお客様がご来店する朝、もしくは前日に目を通す。お客さんは「よくそんな事まで覚えてますね~」と関心されるが、「メモを取っている」なんてタネ明かしはしない(笑)

「仕事ですから」と涼しい顔して言う(笑)

技術者としての拘りもあるので、今日やったお客さんのスタイルも、必ず反省点を探して次回に繋げている。そういう向上心が無ければ職人失格だと思ってる。経験年数が何年あっても何十年あっても、その向上心と探究心がなければカスだと思ってる。

その反省点を記憶することは不可能であり、そんな超人にはなれっこない。だから記録する。

僕がアシスタントの時、当時19才から、メモってノートを付けて、練習の前に読み返して、同じミスは絶対しないようにし、改善点に注意を計らいながら練習した。お陰で短期間で仕事は身について、経験1年半で既にお客さんにカットしていたし、20才そこそこで店長代理をして店を回していた。

まずメモれ!そして読み返して日々の練習、仕事に活かせ!

と言いたい。

後輩を持つって事。

ある程度の経験を重ねてくると、後輩というものが自動的に付いてきます。

独立してオーナーになってスタッフを雇えば、部下ができます。

美容師じゃなくても、色んな職場、ビジネスで同じでしょうが。

職人の世界での違いがあって、

いつも思うのですが、

後輩ができた時点で、その子が将来1人前になって、独立して、1人で飯を食っていけるように、真剣に育てなくてはいけないって事。

「この下働きの仕事をやらせておけば、自分が楽だし、面倒な仕事が省けるから」なんて安易に使い捨てカイロのようにポイしちゃダメなんです。

「こいつ、売上あげてくれて、売り上げに貢献してくれるから、辞められないように上手く使っておけ」とか。

間違いです。

その子が独立して、事業を展開して、人並み以上の生活ができるように…って将来を見越して、一個一個教育していかないと。

カットを教えるのも、シャンプーを教えるのも、集客方法も、納税に付いても(笑)、独り立ちできるように。

いつまでも古い技術しか知らないと、それを教わった子は10年後、20年後に、何十年も前の技術を、まだ使ってる事になる…と思うから、僕は常に新しい事、正しい事を今でも勉強して、後輩に教えれるようにしているつもり。

それが、お客様にも正しい良質の技術を提供できる事に繋がる。

手職の世界に入った以上、後輩の人生は僕らの手の平の中にあると言っても過言じゃない。

人1人の人生が左右される。

その責任の大きさを深く考えなくてはいけない。

☆ ☆ ☆

2016年2月より偶数月は日本・東京恵比寿の美容室にて、3月から奇数月はオーストラリア・ブリスベンにて美容師をします。
※札幌は偶数月の1週目に、実家の「ヘアーショップたなか」にて完全予約制にてお仕事します。

がんばれ!ブリスベン美容師!

今年も4日間だけブリスベンに行って来ました!

二日間だけ予約を受付たところ、あっと言う間に完売になりました。

有り難いですm(__)m

ご縁があって、新規のお客様も数名きて頂きました。さすがネットの時代!本当に有り難いです。

来て頂いたお客様。前回のカットは、もちろん僕じゃありません。

現在の髪の問題点をカウンセリングしましたが、殆どは、前回、前々回と日本人の美容師さんにやってもらっているんです。

しかし、そのカットの酷いこと。。。これじゃ手入れが楽なわけないし、基本が全くなってない。

もうビックリです!

悪口とかではなくて(嫌味がいっぱいって苦情が来ることあるのですが(汗;)まったく嫌味じゃなく、悪口でもなく、先輩からの助言だと思って読んで欲しいんです。

 

ワーホリの美容師さん。
ブリスベンに住んでいる日本人の方たちは、「ワーホリ美容師は酷い」って認識しているみたいです。今まで、散々裏切られてきたというのです。そんなの聞いて、悔しくないですか?プライドあるなら頑張って勉強しなくちゃ。

大体が28才〜29才だと、東京の表参道や銀座だったら、カットデビューして2〜3年くらいだと思います(速い人は5年位のカット経験があるかもです)。僕の経験からすれば、カットの経験が10年過ぎたくらいで「そっか!カットってこういう事だったんだ!教本に書いてた意味って、こういう事だったのか〜!」って気付くのが、10年だと思います。15年経過すると、どんな髪質でも髪型でも対応できる技術が身につくと思います。ただし、勉強し続けた方のみが気付くようになるのですが。。。

だから、カットの経験が浅いうちは、レパートリーも少ない、お客さんの説明している意味も分からない、時間もかかってしまうし、焦ってくる。

だから、もっと探究心を持って、日々研究して、お客さんが悲しまないように、毎日毎日研究していかないと美容師失格だと思う。

(ワーキング)ホリデーに来ているついでに、お金が必要だし、手っ取り早く美容師で…なんて軽い気持ちでお客さんをやっていると、日本に帰ってから苦労するし、いつかシッペ返しが来る。お客さんはみんな、下手なカットで注文と違った仕上がりに毎日気分が下がりながら生活している。

技術が追いつかなくても、お客さんの笑顔のために、真剣に一生懸命考えてカットしているか。心を込めて愛情いっぱいで髪に触れているか。。。お客さんが帰ってからも反省材料探して次に繋げようと考えているか。そこが上達のヒントだと思う。

 

若いワーホリ美容師だけじゃない。

 

ベテラン美容師もだ!もう勉強しなくていい、自分はこの技術で今まで仕事してきたんだし…なんて思ってはいないだろうか。

何もしないで、技術は現状維持なんてできない。毎日1%づつの向上があって、365日後に大きな差がでる。それで「変わらない技術を保持できる」。何もしないと下降線を辿るだけ、流行は止まらないし、人間の記憶なんてどんどん薄れて行くものだから。日本は特にカラーやパーマなんて恐ろしいくらい進歩している。薬剤も毛髪科学も勉強し続けなくては遅れを取る。下降線を辿る。

名言で「変わらない事は、変わることだ」とある。この深い意味が理解できるだろうか。

お客様は、ベテランだからって信じて来てくれる。でも海外生活にどっぷりハマって、自分の技術の衰えにも気づかず、ただお金が入ってくるからって美容師をやってはいないだろうか。そんなお客様への裏切り好意はダメだと思う。

ワーホリ美容師も信じて貰えず、ベテラン美容師もガッカリさせられ、いったいお客さんはどこへ行けばいいのか。。。

あなた達にカットしてもらったお客様達は、その髪型で毎日毎日鏡を見る。その度に気分が下がる、何ヶ月も気分が下がる。美容師って人々の気分を下げるのが仕事じゃないはずだ。

明日来るお客様のために、練習し、勉強し、貴方に切ってもらって良かったって日々明るく元気に過ごしてもらうために存在しているのだから。

今回も前回も、ブリスベンに戻ってくる度に、酷いカットを見る。これで50ドルや60ドルはふざけている。

もちろん、一生懸命努力しているベテラン美容師さんもいる。志を持って海外に来ているワーホリ美容師さんもいる。

ただ、残念なことに、僕の前に現れる日本人のお客様は困っている。

頑張ろう!日本人美容師さん!!!

※苦情は大歓迎ですが、匿名はご遠慮下さい。きちんと実名で議論できる方からのみ反論を受け付けます。
本当に、「お前、いい気になるな!」とか、「嫌味だらけだ」とか、自分の名前を名乗らないで、問合せフォームから来るので(汗;

なにが表参道だか…

自分も表参道で仕事してた人間ですが(笑)
あ、これからもすると思いますが…。

札幌にてお会いした方の話です。

「表参道で働いていた美容師が札幌に来たという触れ込みのサロンがあったので行ってきたんです」

ため息混じりに話を始めました。

詳しく聞くと…

「私の注文は無視をして、『いや貴女はウフルだね』と言って、勝手に切られたんです」

ありえない。。。(汗;

好きでもない(むしろ嫌いな)スタイルにされてから、何ヶ月も憂うつな気分でいるそうです。

ラーメン屋に入って、味噌ラーメンを注文してるのに、いや君は「塩」だねって塩ラーメンを出されるより、もっと質が悪い。

札幌の人間を馬鹿にするなと言いたい。

表参道の名前を汚すような美容師は辞めてもらいたい。いや出身地関係なくハサミを置いて欲しい。

髪の手入れがしやすく、お客さんが毎朝鏡を見るのが楽しくなるように願いを込めて、僕ら美容師(理容師も)日々勉強をして練習をするのがプロじゃないのかって思うのです。技術先行じゃ駄目なんです。心先行じゃないとプロじゃないです。どんな有名店出身でも、そのうち札幌で仕事ができなくなります。

もう20数年も、この仕事をしている僕ですら、ファッション雑誌に目を通して流行のスタイルをチェックして、業界紙を買っては新しいアイデアはないかを探し、もっと良い技術はないのかを研究して、自分の部屋にはいつでも触れるように人形の頭を置いてある。練習をしている姿を後輩にはみせたくないので、部屋でこっそり練習し(笑)今でも勉強しているのは、自分のためじゃなく、明日に来てくれるだろうお客さんのためなんです。

確かに美容師のメッカと言われるくらい、「表参道・青山」というブランドは確立されてます。実際に働いてみて、やはり聖地だなと感じるくらい、そこで働く人達は、より良いものを求める探究心は半端無く強く、一生懸命プロ意識を持って働いています。

そんな日本のトップを目指して頑張っている美容師達を汚すような発言と行動は許されるものではありません。。。

プライドを履き違えずに「さすがだ!」と言われるように、精神から磨いて欲しいものです。

自分の技術力を高めるためじゃなく、個人売上をあげるためじゃなく、経歴を見せびらかすだけじゃなく、お客さんのなりたい理想の髪型になってもらうために、辛い下積みがあって練習をしているんだというのを忘れちゃだめです。

その方は、東京で修行した美容師には、金輪際お願いしないと言っていました。

アッシュにならない髪

東京滞在中は、週に2回ほど朝稽古に通っているのですが(合気道)生徒?弟子?も女性が増えてきました。

その中の女の子が「色んな有名美容室に行って、ヘアカラーをアッシュにお願いするんですけど、絶対にならないんです。昨日も染めたばかりなのに…」とのこと。

パッと見、そりゃーアッシュじゃないよね〜と言うしかない色味。。。有名な美容室に行っても、担当の美容師が勉強不足や経験不足だったら思い通りになるわけがない。。。っていうか、同業者として情けない(泣)

 

カラーチャートを出してきてColour Chart

アッシュの9番がお客様の希望だから…って、単品でアッシュの9番のカラー剤を塗布しても、アッシュにはなるはずないですよね(笑)

人間の髪は十人十色どころか、百人百色ってくらい、個々の髪の毛に入っている色素の割合が違っています。

赤みの強い人、黄色みの強い人、外人だと青みの強い人、それがミックスしているので、オレンジの強い人だったり、バイオレットの強い人もいます。

その下地にあるメラニン色素を「読む」んです。日本人は赤みが強いので、赤を消さないとアッシュにはなりません。

逆に外人は赤みがないので、アッシュだったり「青+黄色」で緑っぽかったりするんです。

赤みを消す方法は?

ブリーチも一つの手段ですが、全員にブリーチするわけにはいかないので(笑)

カラーリストなら当然わかってますよね〜!

「補色」。「反対色」ともいいます。

 

赤の補色は、緑。

color-wheel

カラー剤に緑を混ぜないと、アッシュにはなりません。

 

そうやって、髪の毛の中にあるメラニン色素(アンダーピグメント)を読む事ができないと、自由自在に色味は出せません。

 

作品撮りのモデルに、吉本の芸人さんにお願いしました(笑)

ベージュです。もちろん単品じゃありません。何色も混ぜてます。単品だと黄色が強すぎて、この色にはなりません。

IMG_8771

 

 

きちんと勉強し続けて、尚且つ経験もしっかりある美容師さんって絶対にいるはずです〜!

 

ブリーチしてアッシュ・ベージュ

吉本でお笑い芸人をやっている福森みほちゃんに来て頂きました!
作品撮り用のモデルさんをお願いしたら、こころよく引き受けてくれました〜!ありがとうm(__)m

超ロングの黒髪を、ブリーチしたいって事になり(笑)

それはインパクトあるから面白い!って事で三回ブリーチをしてベージュとアッシュを乗せました。

「3回ブリーチして色味を乗せて」って作業をすると、札幌でも料金は三万円+消費税になります(東京だともっと?)。時間もカット込みで4時間は覚悟して下さい(汗;

ちなみに2回ブリーチで色味を乗せてと言う場合は、3時間強で2万5千円+消費税くらい(東京だともっと!?)でしょうか。。。

どうして、3回ブリーチかというと、アジア人の黒髪は赤が非常に多くはいっているので、1回のブリーチではオレンジ色になり、そのオレンジが邪魔をして透明感のある色にはならないのです。

2回ブリーチして、赤みが取れる人もいますが、硬くて太い毛質だと3回必要な場合が多いです。

ブリーチ後の色味を乗せる事を「トナー」と言いますが、これもアッシュとベージュを混ぜて塗っただけでは、目的の色になりません。色の三原色の円グラフを頭のなかで計算をして、調合して色味を出します。黄色みを消したい時は、補色のバイオレットを少々入れるのは基本中の基本なのでお分かりかと。今回使用した色は

ベージュ+アッシュ+マット+イエロー+バイオレット。

全て計算されています。調合の割合は秘密です(笑)っていうか聞かれたら教えますのでメールフォームで問合せて下さい♪

福森みほ
福森みほ

安売りは業界を滅ぼす

職業は理美容師と言うと、よく言われるのが…
「カットって仕入れが無いから、まるまる利益だから儲かるよね〜」とか
酷い時には、
「原価がかかってないのに、なんでカット料金に6000円(銀座は1万円)も取るの?」
なんて、時々聞く。

母も美容師なのだが、僕が子供の頃に、義理の姉妹(僕からすれば叔母)がパーマをかけに来て、母にお金も払わないで帰っていく姿に、それが当たり前なのか…と。パーマ液代の原価が当時数百円だから良いのか?と。

僕が専門学校の授業で、始めて人形の頭相手にパーマを全頭巻いた時に、6時間もかかり。こんなに難しい仕事だから、パーマの料金は高いんだ…って一人で納得していた。

カットの料金は、それぞれサロンや技術者によって違う。その理由は、経験値、勉強に費やす時間、どうしたらお客さんがより良く手入れが楽にキレイな髪になってもらえるかと真剣に考える時間。下積み時代なんて手取り数万円で修行してきた。せめて技術者になってからは陽の目を見ても良いのではと思う。

技術料は、その技術者が今までに技術習得の勉強に費やした「時間」という原価に対して支払われると思う、さらに設備投資費や電気代、固定経費の家賃と給料など。

例えば30年も美容師をやっている人が、過去20年もの間、まったく勉強もせず向上心もなく、ただ来たお客さんをカットし続けてきたのなら、カット1000円でも2000円でもどうでも良い。しかし、自分の仕事に誇りを持ち、何十年美容師をやっていても新しい技術や流行を勉強してお金と時間を常に投資し続けている美容師へは、きちんとした対価を支払わないと、業界が駄目になるし、良い技術が市場に出てこないとお客様にも不利益になるのではないかと思う。

技術者も、自分の歴史の「時間」に対して、堂々とカット1万円ですって言えるような業界になり、人々も技術者の努力に敬意を払って支払えるような構図になって欲しいなと思う。それにはあと何十年もかかるかもしれない。いや、そんな時代は来ないのかもしれない。

調理師も美容師も、下積みが厳しいのに見合った料金が取れない業界ってデザイナーもそうだし、たくさんあるのだろうと思う。

この記事を読んで考えされされました。↓

どうしてプロに無償で仕事依頼をしちゃ駄目なのか