民泊で出会ったお婆ちゃんお勧め「落合楼」

「ローマは1日にして成らず」
「ローマにいる時は、ローマ人のようにしなさい」
(郷に入れば郷に従えは、この和訳らしい)
「すべての道はローマに通じている」

東京の民泊にてベッドメイクしている中目黒のお婆ちゃんとの話から〜。

めっちゃ話が盛り上がり、話題が次から次へと(笑)

ご主人が50才で亡くなり、それから25年間、世界各地を旅行し、日本国内も旅行して回ったそうだ。
お勧めの観光地はどこか?って聞かれたら。

「海外ならローマ」

ことわざとして残っている「ローマ」だから意味がある。絶対に行くべきだって力説していた。
次に旅行に行くならローマだね🎵

日本国内なら
「京都」
歴史的に見ても、やはり京の都。

平安時代から始まり、鎌倉時代にも朝廷は京都にて政治的機能を発揮していたし、室町幕府も戦国時代に渡っても京の都は重要な街だった。江戸時代に江戸に幕府が制定されても、国の都は京都だったとか。

ご存知の通り、大政奉還後に京都の朝廷に統治権が移ったものの、天皇は江戸を東京にして京都を去ってしまった。そんな1000年以上の歴史のある京都も、学生の時に修学旅行で行っただけ…

と話をしたら。
「学生の時に行ったのと、行かなかったのとでは、全然見え方が違う。学生時代に行ったのは本当に良かったね。大人になって行ってみなさい、ウル覚えでも名前だけしか覚えていなくても、今では見え方が全然違うから。」

うんうん、次の国内旅行は京都に行こう!
そして、避暑地なら軽井沢ではなく、伊豆だと。
江戸のお金持ちが避暑地として通い、明治昭和の文豪達が旅館に泊まって作品を書いた土地。
そこに国の重要文化財となっている旅館があって、昔は金が発掘されていた山の持ち主が、お金に糸目を付けず、4人の腕の良い大工に各部屋を競争させて完成した旅館は、それはそれは素晴らしいものだと。
絶対に一度は泊まりに行きなさいとイチ押しされました。

うん、行きたい!

文人達が、高級すぎて泊まれなかった宿。

「落合楼」

 

修善寺駅から車で20分 伊豆湯ヶ島温泉にあります

お金を貯めて、行きたいものだ。
なぜこんな話になったかと言うと。

「雨にも負けず」
宮沢賢治

先月に民泊に泊まったスイス人の心理学を研究している女性が、横浜で学会があって来日。

チンパンジーと一緒に生活をしたアメリカ人心理学者の講演もあったそうだ。

その時、日本の代表者は、宮沢賢治の心理を、雨にも負けずの作品から、時代背景と、どうして「そういう者に私はなりたい」と締めくくったのか。
宮沢賢治が亡くなってから発見された雨にも負けずは遺作のメモとされてて。
1日に4合の玄米を食べ、デクノボーと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず…は仏教からの精神を表しているという話。

学生の頃は読みもしなかった昭和の文人。大人になってから読んでおいて良かったなと思った(笑)

50才を前にして、太宰治も宮沢賢治も知らなかったら、ちょっと恥ずかしかったもんね(笑)

そう考えると、日本の文豪と呼ばれる人のうち、谷崎潤一郎や森鴎外、三島由紀夫、幸田露伴の代表作を聞かれたら、ちょっと困る。次の飛行機の中は、この文豪達の作品を読んで秋の日本に向かうとしよう。

その他の話題は…
満州国へ移住していった日本人と満州事変。
ブラジルへ夢見て渡った日本人達。
大工という仕事。
高度経済成長。
子育てとは。
人に必要なものは貯金じゃなく見聞を広める。
お婆ちゃんの未亡人になった49才からの恋の話。
僕の離婚の話と娘が20歳。
5時間以上も話をしたので書ききれません(笑)

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